Toshi's blog

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最近読んだ本

最近読んだ本の紹介をしていく。

 

(1) 「武道館」(著)朝井リョウ

武道館

武道館

 

大学生のときに「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、「何者」で戦後最年少で第148回直木賞を受賞した気鋭の若手小説家、朝井リョウの小説。武道館LIVEを目指すアイドルグループの物語だ。握手会券付きCD、恋愛タブーなど現代のアイドル像を映し出す様は自身がハロプロファンである朝井リョウならでは。

この作品のすごいところは、中盤までは割りと普通。だが、ある「どんでん返し」をきっかけにストーリーは急展開を迎える。そこからは「選択」が作品の中心的なテーマになっていく。心が揺さぶられる現代小説だ。是非読んでみてほしい。

 

(2)一九八四年(著)ジョージ・オーウェル

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

 もはや名作すぎて解説の必要はないかもしれない。ビッグ・ブラザーという独裁者が支配する全体主義社会を描いたSFだ。ディストピア小説の走りとも言われる。トランプ政権誕生によってさらに注目を浴びたとも聞いている。独自のカタカナ用語がたくさん出てくるので、決して読みやすくはないのだが、教養として読んでおきたい1冊だ。

 

(3)21世紀の薩長同盟を結べ(著)倉本圭造

21世紀の薩長同盟を結べ (星海社新書)

21世紀の薩長同盟を結べ (星海社新書)

 

 まず著者の経歴がぶっ飛んでいる。京都大学を出てマッキンゼーに就職後、日本の暗部を見ようと訪問販売やネットワークビジネス、ホストクラブ、新興宗教に潜入し、「生きている日本人のリアル」を見たそうだ。そしてグローバル標準を標榜するマッキンゼーとは対象的に純和風のコンサルティングを展開する船井総研に入社し、今は独立して個人相手の「人生戦略コンサルティング」を行っている。

この本はそんなグローバル標準から日本の暗部までを知る著者の日本経済への提言書だ。処女作ということもあり、荒削りな印象を受けるが、個人的には結構好き。簡単にまとめると、マッキンゼー的なグローバル標準だけが素晴らしいわけではなく、大器晩成型や確実安定型がいてこそ健全。この両者が連携をしていこうではないか、ということを説いている。